横浜中華街「中国茶藝館 茗香閣」で本格的な中国茶を体験!

横浜にはたくさんのカフェがありますが、今回は少し趣を変えたお店をご紹介。
横浜中華街には本格的な中国茶の飲めるお店が何軒かあります。そのなかでも土日でも混雑を気にせずに落ち着いておしゃべりできるお店、それが中国茶藝館茗香閣 (チュウゴクチャゲイカン・メイコウカク)です。

目次

中国茶藝館 茗香閣の概要

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自動的に生成された説明

中国茶藝館 茗香閣は中国茶や台湾茶の飲める本格的なお店です。横浜中華街のなかでも、JR京浜東北線石川町駅に近く、地久門のすぐそばです。1階部分は中国茶専門店「緑苑」で、2階にある茗香閣は緑苑の系列店だそうです。

横浜中華街にある中国茶専門店で比較的店舗の大きな悟空茶荘は土日になると1時間以上待ち時間がかかるため、ふらっと寄って飲みにくいのが残念。。

今回土曜の昼下がりに茗香閣に訪れましたが、1人での入店でも気兼ねなくゆっくりとくつろげました。

作法を手取り足取り教えてくれる

ちょうど春節の始まりと重なったため混雑が予想していましたが、すぐに席へ案内してもらえました。先客も多く、常連客らしき年配のグループから若い女性の2人組まで客層は幅広いといった印象。

ウーロン茶やプーアル茶など、中国茶自体が日本人にとって馴染み深いので、メニューで戸惑うことは少ないかも。

中国茶は色を名前に用い、白茶、黄茶(きちゃ)、緑茶、青茶(あおちゃ・せいちゃ)、黒茶(くろちゃ・こくちゃ)などと呼ばれます。茶葉の発酵度によって分類され、味や香りがだいぶ変わってきます。ジャスミン茶(花茶)など一部を除き、基本的は日本茶と同じ茶葉を使って発酵させています。

本格的な中国茶のお店ということもあり、値段は若干高め。ですが数煎飲むことができるので、それを考えるとお得かも。バリエーションが多く選ぶのも一苦労かもしれませんが、わからない方は店員さんに聞けばアドバイスしてくれますよ!

こちらが安渓鉄観音 特選(青茶・ウーロン茶)。ウーロン茶の本場・福建省のお茶です。お茶の色をみてみると、普段ペットボトルなどで飲むウーロン茶とは結構違うんですね。

お茶の淹れ方も本格的で、写真内のお茶の入っている器が茶杯です。手前に写っているのが聞香杯(もんこうはい)で、香りを楽しむための器。これが青茶独特の飲み方だそうです。黒茶(プーアル茶)などほかの種類のお茶の飲み方は若干異なるそうなので、店員さんの説明を聞いておきましょう。

1煎めはあらかじめお茶を注いでくれていますが、2煎めからは自分で注ぎます。茶壷(ちゃふう)にポットでお湯を注ぎ、色が出るまで待ちます。お湯を注ぐたびに待つ時間が30秒ほど長くなるとのこと。

時間を計る砂時計が置いてあって便利ですね。

茶壷から銀色の茶こしを使って、白の茶海(ちゃかい)に移します。茶海から聞香杯へと移しかえ香りを楽しんだあと、茶杯で飲みます。

ご覧のように煎茶に近い色で、渋みのあるお茶です。ほんのりとした甘い香りを漂わせています。店員さんによると5煎くらいは飲めるとのこと。今回は6~7煎試してみましたが大丈夫でした。

こちらがお菓子。乾燥したドライフルーツは中国茶用の茶菓子として定番です。控えめな甘さで中国茶にピッタリです。

こちらは薬膳でアレンジした白玉。台湾でよく食べられるフルーツ・龍眼(リュウガン)や小豆などが入っていて、和風と中華風が混在した感じのオリジナルの一品。苦くはなく自然な甘さで、こちらもお茶との相性はよさそうです。

最後にお土産としていただいたのが、ジャスミンの茶葉。中国茶はこんな風に固めていることが多く、専用の器具などで茶葉をほぐしてからお湯を注ぎます。

横浜中華街の中級者におすすめしたい名店

土日の昼下がりということもあり、観光客から地元の方まで代わる代わる客が入れ替わっていました。中国や台湾、香港通の方が結構訪れているようで、心なしか中国での思い出話に花を咲かせている方が多かったです。1時間経過するのがあっという間でした。

中国茶のお店は混んでいることが多く、立ち寄ったが満席というのもしばしば。茗香閣は横浜中華街の端に近い場所に位置するので待たずに入りやすく、気軽に飲みたい中級者にこそおすすめのお店です。もちろん中国茶は初めてという方でも店員の方が作法を教えてくれるので心配ありません。

1階には中国茶を販売する緑苑がありますので、茶葉はもちろん中国茶用の器も販売されています。茗香閣で気に入った茶葉を買って帰るのも良さそうですね。

中国茶藝館茗香閣 の店舗情報

店舗名中国茶藝館茗香閣 (チュウゴクチャゲイカン・メイコウカク)
住所 神奈川県横浜市中区山下町220緑苑ビル2F
電話番号 045-651-5651
営業時間 12:00~20:00(L.O. 19:30) 定休日 木曜日

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