横浜名物の駅弁「崎陽軒のお弁当」テイクアウトグルメの王道を改めて体験してみた!

言わずとしれた横浜テイクアウトグルメの「崎陽軒のお弁当」。横浜のお土産や旅のお供としても人気な崎陽軒のお弁当ですが、日々のおうちごはんを楽しくしてくれる存在としてもおすすめなんです!

今回は2種のお弁当をテイクアウトしてみたので、その様子をレポートしていきます。

目次

横浜名物として作られた、崎陽軒のシウマイ

崎陽軒によると、シウマイ発売前の横浜には「名物」と呼べるものがなかったそうです。そこで当時、南京街(現在の横浜中華街)でお通し(突き出し)として出されていたシュウマイを販売しようと発案され、『冷めても美味しいシウマイ』をつくるために試行錯誤して挑戦を続けられました。

その後、一晩水に付けて戻した干し帆立貝柱と国産豚肉を使用してグリーンピースを混ぜ込むなどのこだわりを込めて、1928年(昭和3年)に完成。

2020年となった今でも崎陽軒のシウマイは子どもから大人まで愛され、名実共に横浜土産の代表となっています。

ちなみに料理名はシュウマイではなく、シウマイ。もともと中華人民共和国の広州や香港では広東語で『シウマイ』と発音されていたらしく、それが由来となり崎陽軒では【シウマイ】と呼んでいるそうですよ。

横浜市内の駅の改札付近や駅のホームなど、必ずと言っても良い程いたるところに展開している崎陽軒直売店。

横浜市内にある崎陽軒の店舗一覧は公式サイトで確認できます。

崎陽軒のお弁当2種類をテイクアウト

そんな崎陽軒のシウマイを今回はテイクアウトで体験します。

シウマイ弁当

崎陽軒の代表商品。シウマイをメインの主菜とした幕の内弁当です。

お弁当の中身は昔ながらのシウマイ5個、厚焼卵、鮪のつけ焼き、蒲鉾、鶏唐揚、筍煮、杏の甘煮、切り昆布、千切り生姜、俵型ごはんが入っています。

冷めても美味しいシウマイは弁当として、干し帆立貝柱が練り込まれ、揺れる列車内でも一口で食べられる直径3cm。なるほど、このサイズ感には崎陽軒の心配りがあったんですね。

メインのシウマイだけでなく、他のおかずたちも負けてはいません。

甘めの味付けで厚焼き卵や、漬け焼きで仕上げられ、ホロホロと解れる食感の柔らかい鮪。筍煮はしっかり味が染み込んでいて食べれば食べるほどごはんがすすむ、味わい深いものばかり。

それらのおかずを支える俵型ごはんは、安定した味で粒の立ったややかための食感。シウマイ弁当のどのおかずとも合う影の立役者と言えるでしょう。

手軽でおいしいシウマイ弁当。おかずの中身は基本的な幕の内弁当と似ていますが、漬け物の代わりに生姜や甘い総菜に煮豆ではなく杏などを起用していたり、調理法や素材にひねりを効かせているのがシウマイ弁当の特徴です。

崎陽軒弁当の「THE・定番」的なお弁当なので、数あるお弁当の中でどれにするか迷ったら、まずはこのシウマイ弁当を選ぶのがおすすめです。

横濱中華弁当

横浜中華を代表する中華版の幕の内弁当です。

お弁当は、昔ながらのシウマイ3個、海老のチリソース、野菜と黒酢の酢豚、彩りチンジャオロースー、油淋鶏(ユーリンチー)、カニ風味蒲鉾とクラゲと錦糸玉子の酢の物、ザーサイ、俵ごはんが入っています。

こちらも崎陽軒には欠かせないシウマイ弁当ですね。

プリプリの大海老とピリッと辛さの効いた味で、絡みの中にもエビ本来の甘みが感じられます。黒酢と野菜の酢豚も、程よい甘酸っぱさで病みつきになりそう。

彩りのチンジャオロースは、濃すぎない味付けでさっぱりめ。
中華ならではの食感が感じられる逸品でした。

必ず手に入れたい方は事前の電話予約がおすすめ!

崎陽軒のテイクアウト弁当は人気商品のため、時間や店舗によっては売り切れていることも。

前日に予約すると確実に購入できるので事前予約がオススメです。
また、当日でも取り置きをお願いしたり、駅弁が売り切れていないか確認できるので、お店に行く前に電話で店舗へ確認しておきましょう!

期間限定で宅配サービスも展開中!

横浜市内にある崎陽軒の店舗は公式サイトで確認できますが、崎陽軒では2020年5月現在、期間限定で通販やシウマイ・お弁当のデリバリーサービスも展開中です。

おうちで崎陽軒の味を楽しみたい方には嬉しいサービスですよね。

その他、横浜赤レンガ倉庫にあるレストランタイプの崎陽軒 横浜赤レンガ倉庫店の体験レポートもこちらで紹介しているので、よければ合わせてご覧ください。

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