明治時代の横浜を感じさせる「馬車道十番館」で自慢のタマゴサンドと開港カレーをテイクアウト！

2020年5月29日2021年3月9日

馬車が通ることに因んで名づけられた馬車道。幕末の横浜開港以来の由緒あるこの場所に、明治時代の建築物を再現したカフェ&レストラン「馬車道十番館」があります。

高級感のある馬車道十番館は、洋菓子の販売だけでなくレストランやバーを併設したフレンチのお店。

今回は馬車道十番館自慢のタマゴサンドと開港カレーをテイクアウトで体験してきました。

関内駅から馬車道を歩くと見える、古き良き時代を感じさせる建物

JR関内駅から馬車道を海側に向かって進み路地に入ると、見えてくる立派な建物が馬車道十番館です。

●番館という呼び名は、江戸時代末期の開港後に作られた外国の商館に由来します。以前、山手にあるカフェ「えの木てい」を紹介しましたが、山手の西洋館が111番館、234番館と名づけられているのもその名残なんだとか。

その山手にある西洋館十番館、それが横浜十番館として独立し開館したのが馬車道十番館なんです。

馬車道十番館は昔からあった建築物ではなく、明治時代の西洋館を再現したものなんだとか。

屋外には昔の公衆電話や馬用の水飲み場など、古き良き時代の雰囲気を残したオブジェもたくさん並べられていますね。

入口の隣にあるテイクアウト用の窓口も、昔の雰囲気をうまく再現しています。

店内には、ピシッとした黒と白の服装を店員さんがズラリ。ちょうど窓口の裏側がレジカウンターになっており、今回はそこでメニューを確認しながら注文します。

馬車道十番館の自慢の料理はタマゴサンド。注文してから調理するので、出来立てほやほやで食べることができます。調理が終わるまで、店内の椅子で待させてもらいました。

椅子の向かいが洋菓子を販売するブースになっていて、どのケーキも立派。
つい一緒に注文したくなっちゃいます。

洋菓子の販売ブースの奥には調理場やレストランがあり、

並べられたステンドグラスや柱時計など豪勢な感じ。
レストランには年配のお客さんも多く、明治時代のレストランさながらの格調高い雰囲気を醸し出していました。

結構待つかと思いきや、意外と早く料理ができました。店内を眺めるだけでも楽しめ、あっという間に感じました。

馬車道十番館のテイクアウトメニューはサンド系を中心にした計8種類。
どれを頼んでもセットでサラダも付いてきます。

全て注文してから作ってくれるので、すぐに受け取りたい方は事前に電話予約しておくのがおすすめです。

今回はタマゴサンド・開港カレーをテイクアウト。
こちらが食事の入った袋ですが、2品目入っているのでかなり大きいですね。

中に入っている店専用のおしぼりが。細やかな配慮が感じられます。

こちらが注文した馬車道十番館自慢のタマゴサンドです。
厚焼き玉子はパンよりも幅が大きくて贅沢な気分になります。

出来立てなので玉子はふんわり柔らか！適度な塩気も病みつきになります。

セットのサラダは歯ごたえがシャキシャキ、新鮮な野菜にドレッシングが少なめで、野菜の自然な味が楽しめます。

こちらが開港カレーです。
上一面がカレー一色でまさかルーだけと思いきや・・・

ちゃんと下にライスがはいっていました。

辛さの中に甘さが隠れた上品な味で、甘さの秘密は中に入ったレーズンやラッキョウ。余計な具は入っておらず、ひき肉ベースのカレーでこれが美味しい！

最近はテイクアウトを始めるお店が多く、デリバリーやUber Eatsなどのサービスを受けつけているところもありますが、馬車道十番館は直に注文して料理を引き取りに行きたくなるお店。私以外にもテイクアウトを注文されているお客さんがいました。

どの品は工夫が凝らされていましたが、思ったほど価格は高くないんじゃないかな。味は文句なしなので、今回紹介した品以外も確認してテイクアウトで味わってみてください。

まるで明治時代の横浜にタイムスリップしたようなお店も必見です！

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